ねじ山計算
ISOメートルねじ・UTS/UNCねじの基準寸法・公差を規格から計算します。
ねじ寸法計算機:メートルねじとUTSねじの寸法
「M10 x 1.5」のようなねじ呼び方は、呼び径とピッチをわずかな文字数に凝縮したものです。ボルトとナットまたはタップ穴の間で両方の数値が一致していないと、少しでもピッチが違えばスムーズにねじ込めず、かじってしまいます。この計算機は、メートル(ISO)またはインチ(UTS/UNC/UNF)のねじ呼び方を、実際の有効径と谷の径、そして標準的な外ねじはめあいの許容差に変換し、購入や加工の前に図面と照合できるようにします。
ねじ計算機の使い方
- 規格を選びます(メートルISOまたはUTS/UNC/UNF)。次に一般的なサイズ(M3〜M24、または1/4"-20〜3/4"-10 UNC)を選ぶか、独自の呼び径とピッチを入力します。
- 外ねじの公差位置(e、f、g、h)と等級を選びます。h/6gは標準ボルトの一般的なはめあいです。
- 偏差を適用した後の有効径、谷の径、最大有効径・呼び径を確認します。
ねじ幾何形状の計算式
ISO 68-1によると、基準三角形の高さはH = P x √3/2(Pはピッチ)です。有効径はd2 = d - 2 x (3/8) x H、谷の径はd1 = d - 2 x (5/8) x H(dは呼び径)で求められます。
例:M10 x 1.5の場合、H = 1.5 x 0.866 = 1.299mm、d2 = 10 - 0.75 x 1.299 = 9.026mm、d1 = 10 - 1.25 x 1.299 = 8.376mmとなります。このピッチで一般的な「g」偏差の場合、ISO 965-1の近似式では約-0.271mmとなり、最大有効径は約8.755mmになります。
ヒント
互換性においては径よりもピッチの方が重要です。呼び径が同じでも、細目ピッチのM10 x 1.0ボルトは並目ピッチのM10 x 1.5ナットにはねじ込めません。
このツールは基準寸法と偏差調整後の寸法のみを計算します。ISO 965-1の表にある等級ごとの公差域幅は含まれていないため、最小値は参考情報として扱い、ねじゲージの代わりにはしないでください。
日本では、調べたサイズの標準的なメートルねじボルトやねじは、直径・長さ・材質にもよりますが、ホームセンターで一般的に1本あたり15〜380円程度です。これは加工費や工賃ではなく、小売価格です。


