暗渠排水計算
暗渠排水(フレンチドレイン)に必要な砕石量・配管本数・防根シート面積と費用を計算します。
暗渠排水にはどれくらいの砕石とパイプが必要か
暗渠排水(フレンチドレイン)とは、内部に有孔パイプを通した砕石充填の溝のことで、水はけの悪い庭や湿った地下室の壁、いつまでも乾かない低い場所から水を逃がすために作られます。適切な量を発注するには、同じ溝から3つの異なる値を計算する必要があります。パイプ自体が占める体積を差し引いた後の充填用砕石の量、掘る勾配に応じて購入すべき有孔パイプの長さ、そしてそれを包むために必要な透水シート(不織布)の面積です。この計算ツールは、溝の幅・深さ・長さと、選択したパイプサイズ・勾配を入力として、これら3つの数値を材料費の合計とともに算出します。
手計算でほぼ必ず間違える部分は、砕石の体積を溝全体の体積と同じだと扱ってしまうことです。実際にはそうではありません。溝を通るパイプは実際にスペースを占有するため、充填用砕石の体積は溝の体積からパイプ自体の体積を引いたものになります。長い区間でこの差し引きを省略すると、必要以上に多くの砕石を発注してしまいます。この計算ツールはこの差し引きを自動的に行い、勾配のついた溝が直線の長さよりも実際にはわずかに長いパイプ長を必要とする点も自動的に計算します。
暗渠排水計算ツールの使い方
- 掘削予定の溝の幅・深さ・長さを入力します。幅と深さは通常、掘削機材とパイプサイズによって決まり、長さは水が安全な排出口まで移動する距離によって決まります。
- 勾配を長さ単位あたりの落差として設定します(このツールは初期設定で1フィートあたり1/8インチの落差を使用します。これは重力排水の一般的な最低基準です)。急な勾配ほど排水は速くなりますが、排出側の溝をより深く掘る必要があります。
- パイプサイズと、それが販売されている標準の長さを選択します。これにより、計算ツールはパイプの長さを数センチ不足させることなく、整数本数に切り上げてくれます。
- 充填用砕石の種類(標準的な排水用砕石、丸い砂利、角の立った砕石)を選びます。それぞれ密度が異なり、こぼれや不揃いな溝の断面を補うためのロス率(余裕率)も設定します。
- 砕石を透水シートで包む場合(ほとんどの土壌で推奨)は透水シートをオンにすると、砕石とパイプの数値に加えて必要なシート面積の目安も得られます。最後に材料費の合計を確認します。
暗渠排水の計算手順
まず溝の体積を単純な直方体として計算します。溝の体積 = 幅 x 深さ x 長さ。次に、パイプの実際の外径を用いて円柱として体積を計算します。パイプの体積 = 円周率 x 半径^2 x パイプ長(暗渠排水で一般的な緩やかな勾配では、この長さは溝の長さとほぼ同じです)。溝の体積からパイプの体積を差し引くと、充填用砕石の体積が求まります。砕石の体積 = 溝の体積 - パイプの体積。このロス率を砕石の値に加算し、砕石の密度を掛けると、発注すべき重量が得られます。
計算例:幅0.3m、深さ0.5m、長さ10mの溝に、呼び径4インチのパイプ(外径114.3mm、つまり半径0.05715m)と密度1,680 kg/m³の標準排水用砕石を使用する場合。溝の体積 = 0.3 x 0.5 x 10 = 1.5 m³。パイプの体積 = 円周率 x 0.05715^2 x 10 ≈ 0.10 m³(この勾配では、パイプ長は溝の10mとほぼ同じです)。砕石の体積 = 1.5 - 0.10 = 1.4 m³。10%のロス率を加算すると:1.4 x 1.1 = 1.54 m³。重量 = 1.54 x 1,680 ≈ 2,587 kg、つまりこの溝には約2.6トンの排水用砕石を発注することになります。
プロのコツとよくある間違い
日本国内の一般的な価格である1トンあたり約6,800円で計算すると、このページの計算例(ロス分を加えた10m分の暗渠排水用砕石約2.6トン)は、材料費だけで約17,600円になります(パイプ、フィルター不織布、掘削費用は含みません)。
- 暗渠排水を水平に設置してはいけません。水はパイプ内に滞留するのではなく流れるために、連続した下り勾配が必要です。1フィートあたり約1/8インチの最低落差は、この計算ツールが初期設定として使用する標準的な目安であり、水平または逆勾配の区間は堆積物が溜まり、システム全体を詰まらせてしまいます。
- 排出口は溝そのものと同じくらい重要です。暗渠排水には水の実際の行き先が必要です。家から十分離れた開けた土地、または浸透ますや雨水排水管に排出します。基礎のすぐ横の低い場所に水を導くだけでは、問題を数メートル移動させるだけで解決にはなりません。
- ほとんどの土壌では、砕石を透水シートで包みましょう。シートは細かい土の粒子が砕石の中に入り込み、排水を機能させている隙間を詰まらせるのを防ぎます。主な例外は非常に粗く安定した土壌ですが、シルト質や粘土質の土壌では、これこそが数シーズンではなく数十年にわたって排水を機能させ続ける要因です。
- 同じ呼び寸法であれば、角の立った砕石は丸い砂利よりも排水性能に優れています。角のある破片は水が流れるための、より大きくつながった隙間を残す一方、丸い石はより密に詰まってしまうためです。どちらも機能しますが、地元のサプライヤーが両方を扱っているなら、専用の排水溝には角の立った砕石の方が優れた既定の選択肢です。


