手すり子束間隔計算
手すりの子束(バルスター)間隔を建築基準法の転落防止基準に基づいて計算します。
手すり子(スピンドル)間隔計算機:本数と配置
階段やデッキの手すりに関する建築基準は、小さな子どもの頭や体が通り抜けられないよう手すり子の間隔に上限を設けています。多くの場合100mm前後が基準とされ、「球体テスト」と呼ばれることもあります。この計算機は、手すりの内寸、使用する手すり子の幅、許容される最大間隔を入力すると、何本の手すり子が収まるか、そしてそれをどう正確に配置するか(両端の支柱で均等な隙間を確保する中央配置、または全体に均等に振り分ける配置)を算出します。
手すり子間隔計算機の使い方
- 用途を選択します — デッキ手すりか階段手すりか(階段の場合は勾配角度の補正が加わります)。
- 手すりの内寸(支柱間または壁間)と、使用予定の手すり子の幅を入力します。
- 許容される最大間隔を入力します — 通常は100mm前後ですが、地域の建築基準が異なる値を定めている場合はそれに従ってください。
- 中央配置(両端の隙間を均等に)または均等配置を選び、算出された手すり子の本数と実際の間隔を確認します。
計算式と計算例
単位長 = 手すり子の幅 + 最大間隔。これは1本の手すり子とそれに続く隙間が占める長さです。手すり子の本数 = floor(手すりの長さ / 単位長)で、間隔が上限を超えないよう常に切り捨てます。
均等配置の場合、残りの長さはすべての隙間に均等に配分されます: 均等間隔 = (手すりの長さ - 手すり子の本数 x 手すり子の幅) / (手すり子の本数 + 1)。
計算例:手すりの長さ3m、手すり子の幅38mm、最大間隔100mmの場合。単位長 = 38 + 100 = 138mm、したがって本数 = floor(3000 / 138) = 21本。残りを均等に配分すると (3000 - 21 x 38) / 22 で、各手すり子と両端の支柱の間はおよそ100mmになります。
階段部分では、まず勾配を考慮した最大間隔が使われます。基準値は水平方向で測定される一方、手すり子は勾配に沿って配置されるため、計算機は間隔 / cos(角度)(角度 = atan(蹴上げ高さ / 踏み面奥行き))として広げてから本数を算出します。
コツとよくある間違い
手すり子の本数は必ず切り捨てで計算し、切り上げは行わないでください。切り上げると単位長が許容する以上に手すり子の間隔が広がり、上限を超えてしまいます。
間隔は最も狭い部分で測定してください。多くの手すり子の断面はテーパー状で幅が変化するため、最も広い部分では基準を満たしているように見えても、最も狭い部分では超過している場合があります。
日本の大工に階段やデッキの手すりへ基準に適合したスピンドル(手すり子)配置を取り付けてもらう場合、区間の長さやスピンドルの材質、仕上げによって異なりますが、一般的な費用の目安は30,000円~135,000円程度です。


