目隠しフェンス板材計算

目隠しフェンス(重ね張り)の支柱・横木・板材の必要数を計算します。

重ね張り目隠しフェンス計算機(板の重複配置)

重ね張り目隠しフェンスは、横胴縁の両側に板を交互に取り付けてわずかに重ね合わせる、完全に視線を遮る目隠しフェンスの一種です。片側だけに板を一列に並べる通常の板塀と異なり、どちらの側からも隙間越しに向こう側が見えません。板が重なる分、実際の板の配置間隔は板幅そのものより狭くなるため、この計算機は通常の板塀とは異なる式を使います。フェンスの長さ、支柱間隔、板幅、重ね幅から支柱・胴縁・板の必要本数を算出し、ロス率と概算材料費を加えます。

計算機の使い方

  1. フェンスの全長を入力します。
  2. 支柱間隔(芯々)とフェンスの高さを設定します。
  3. 板幅と隣接する板同士の重ね幅を入力します — 目安は板幅の約24%です。
  4. セクションごとの胴縁の本数を選びます(高さ1.8mの目隠しフェンスなら通常3本)。
  5. ロス率を設定し、支柱・胴縁・板の合計本数と概算費用を確認します。

計算式と計算例

支柱は標準的な式に従います:支柱数 = ceil(全長 ÷ 支柱間隔) + 1。板は異なり、次の板ごとにフェンスが進むのは板幅から重ね幅を引いた分だけなので、実効ピッチは(板幅 − 重ね幅)となり、板数 = ceil((全長 − 板幅) ÷ 実効ピッチ + 1) にロス率を加えたものになります。

計算例:全長30m、支柱間隔2.5m、セクションあたり胴縁3本、板幅14cm、重ね幅3.36cm(24%)、ロス率10%の場合。支柱数 = ceil(30 ÷ 2.5) + 1 = 13本、セクション数12、胴縁36本。実効ピッチ = 14 − 3.36 = 10.64cm、必要な板数(概算)≈ (3000 − 14) ÷ 10.64 + 1 ≈ 282枚。ロス率10%を加えて切り上げると310枚となり、重ねのない同じ板幅の通常フェンスより明らかに多くなります。

コツとよくある間違い

支柱1本あたり約2,700円とすると、上記の計算例(延長30mの柵に支柱13本)では支柱だけで約35,100円となり、これに胴縁と板材の費用が加わります — 総費用は計算結果に円建てで直接表示されます。

日本では、板を胴縁の両側に交互に張って目隠し効果を高めるこの工法は「目隠しフェンス」や「相欠き張り」とも呼ばれます。

  • 通常のフェンスより多めの材料を見込んでください。重ね張りはフェンス1mあたりの板の使用量が増えるため、通常の板塀の見積もりをそのまま流用しないでください。
  • 重ね幅を広くすると見栄えは良くなりますが、コストも上がります。余裕のある重ね幅(板幅の25〜30%)は木材が乾燥して収縮した際の隙間を隠せますが、必要な板数は増えます。発注前に重ね幅の割合を比較してみましょう。