利益率計算機
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粗利率とは?
粗利率(売上総利益率)とは、売上高から売上原価を差し引いた金額(粗利益)が、売上高に占める割合のことです。日本の企業財務において最も基本的な収益性指標であり、損益計算書(P/L)に必ず記載されます。
計算式:粗利率 % = (売上高 − 売上原価) ÷ 売上高 × 100
例:日本のEC事業者が商品を3,000円で仕入れ、8,000円で販売。粗利率 = (8,000 − 3,000) ÷ 8,000 × 100 = 62.5%。売上1円あたり62.5銭が粗利として残ります。
粗利率と原価率の関係
日本の小売業・飲食業では「原価率」が頻繁に使われます。粗利率と原価率は補完関係にあります:
原価率 = 売上原価 ÷ 売上高 × 100
粗利率 + 原価率 = 100%
例:原価率35%なら粗利率65%。飲食店の原価率は一般に30〜35%が目安とされています。
粗利率・マークアップ・消費税の関係
| 指標 | 計算式 | 例(原価3,000円、販売価格8,000円) |
|---|---|---|
| 粗利率 | (売上高 − 原価) ÷ 売上高 | 62.5% |
| マークアップ率 | (売上高 − 原価) ÷ 原価 | 166.7% |
| 原価率 | 原価 ÷ 売上高 | 37.5% |
消費税と粗利率の計算
日本の消費税は現在10%(軽減税率8%)です。消費税の課税事業者は税込み価格で販売しますが、消費税は国税庁への預り金であり、自社の売上ではありません。税込み価格で粗利率を計算すると実態より高く見えます。
例:税込み8,800円(消費税10%)で販売。税抜き売上 = 8,000円。原価 = 3,000円。正しい粗利率 = (8,000 − 3,000) ÷ 8,000 = 62.5%。税込み8,800円で計算すると65.9% — 過大評価。
業種別の粗利率の目安(日本)
| 業種 | 一般的な粗利率 |
|---|---|
| 食品スーパー / コンビニ | 25–35% |
| アパレル / ファッション | 50–65% |
| 飲食店 | 60–75%(原価率25–40%) |
| ソフトウェア / SaaS | 70–85% |
| コンサルティング | 50–70% |
| 建設業 | 20–35% |
| 製造業 | 25–45% |
ステップ別:目標粗利率から販売価格を計算する方法
- 仕入れ原価(税抜き)を確認 — 例:2,500円/個
- 目標粗利率を設定 — 例:60%
- 税抜き販売価格を計算:2,500円 ÷ (1 − 0.60) = 6,250円(税抜き)
- 消費税10%を加算:6,250円 × 1.10 = 6,875円(税込み)
- 確認:(6,250 − 2,500) ÷ 6,250 = 60% ✓
よくある質問
日本の中小企業に適切な粗利率はどのくらいですか?
業種によって大きく異なります。上記の業種別目安を参考にしてください。重要なのは「粗利率 × 売上高」が固定費(家賃、人件費、社会保険料、税理士費用、保険料)を上回っているかどうかです。
Excelで粗利率を計算するには?
売上高をA1、原価をB1に入力。C1に =(A1-B1)/A1 を入力してパーセント形式に設定。消費税10%を除いた税抜き金額を求めるには =A1/1.1。
粗利率と営業利益率の違いは?
粗利率は売上原価のみを差し引きます。営業利益率はそれに加えて販管費(給与、家賃、減価償却費など)も差し引いた比率です。法人税等は考慮していません。
この計算ツールは完全無料で、アカウント登録も不要です。すべての事業者が障壁なく専門的な財務ツールを利用できるべきだと考えています。
